はらくだしPPの大問題 えちごくびきの60キロ

Cちゃんが見た、えちご・くびき野60キロ

ゴール後に見たCちゃんからのLINE。

30キロ通過、マッサージしてもらったら楽になったからもう少し行ってみるね。(12:24)

40キロでリタイヤしました。
今は暖かくて幸せです(14:22)

**
良かった。
30キロ走れたんだ。

良かった。
ちゃんとリタイヤ出来たんだ。

**
ここから先はCちゃんが見たえちご・くびき野を紹介します。

Cちゃんのブログより(本人の了承済)

ありがとう。えちごくびきのマラソン。
記録は何もないけれど、記憶に残るレースになった。
完走証もランナーズアップデートも一枚の写真も無しだ(笑)

唯一、ガーミンの記録
距離:40.37K
時間:6時間6分28秒
ペース:9:05/K

30.3K第二関門到着は4時間3分くらい。目標は30K4時間。
激坂あり、トイレあり、信号待ちあり、エイドストップあり、だから上出来だ。

ここでリタイアするつもりだったけどスキー汁とおにぎりをいただき、マッサージしてもらってもまだ関門閉鎖前。
雨も止んでいたし、脚もそんなに痛くない。
もう少しこのレースを楽しみたいと思ってスタートした。

その先は雨風がひどくなって田んぼの中や工場地帯?で応援もさっぱりなくなって楽しいどころじゃなかったんだけどねー(^^;;
その時間さえ、楽しめる位、心体ともに余裕があったと思う。
ボランティアの方の明るさに救われたり、たまに一緒になるランナーに声かけたりして最後までたのくるさせてもらった。

40.3K第三関門は6時間5分だったから、もう少しで通過出来たけど
間に合ってたらまた先に進んじゃったと思うのでこれで良し。

走る前から脚は痛いし、走り出しても序盤から痛いわりに、激坂以外は歩かなかったしね。
そして、ダメージもほとんどない(多分)

何より、レースで走るってなんて楽しいんだ*\(^o^)/*
と、また教えてくれたこの大会には感謝の言葉しかない。

スタート地点と直後の住宅地の皆さんはお家の前でランナーの名前入りの小旗を振って応援してくれた。

商店街の青年部?はお神輿と威勢のいい掛け声で盛り上げてくれた。

船見公園手前のゆる坂でも、お寺手前の激坂でも、地域の人が全世帯?と思うほどお家の前に出て応援してくれた。

道誘導のおじさんも、エイドのおばちゃんも、お姉ちゃんも
元気な老夫婦もおばあちゃんの集団もみんなみんな歓迎してくれて優しい言葉をかけてくれて元気にしてくれた。

リタイアした関門でも毛布にくるまってヒーターの前でバスを待たせてもらって幸せだったし
荷物受け取りではジャージ姿の中学生達のお疲れ様の声に癒され、
DNFの悲壮感なんて全く感じる隙もなかった。

また、走らせてくださいね。
今度はきっと完走するから(`_´)ゞ
だから、この結果に悔いはなし。

えちごくびきのマラソンに関わってくださった皆様。
本当にありがとうございました。

Pちゃん、こんな素晴らしい大会を走るきっかけをくれてありがとう。



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えちご・くびき野100キロ(60キロ) そしてゴール これ以上素晴らしい大会をワタシは知らない。

ゴール付近になると、田んぼの風景が住宅地と変わり、
再び応援して下さる方がいらっしゃる。
『雨の中、応援ありがとうございまーす』
応援してくれる人を応援しながら走った。

ラスト1キロの看板を通り過ぎる。

沿道の方が、『あと1キロだよ』
と、教えて下さる。

知ってるよ、さっき看板あったもん

なんて気持ちはおくびにも出さず、

『ホントですか!やったー』
と言う。

沿道の方の『声かけてあげて良かった』の満足そうな顔を見ると幸せな気持ちになる。

また『あと1キロだよー』のおじさんの声。

ワタシは『バンザーイ』と言い、ピースサインを出すと、ピースサインで返してくれるおじさん。

もう泣き笑いだ。

角を曲がると、レッドカーペットの向こうにゴールゲートが見える。

そこには、えんじ色の体操着を着た何十人もの中学生が、一斉に手を出していた。

******
中学生とハイタッチしながらゆっくりと味わうようにゴールゲートをくぐる。

最後まで走り続けられた事が嬉しくて、急坂の登り以外は歩いてないことが誇らしくて、
ワタシは手で顔を覆っていた。

宇野昌磨似の中学生の男の子がメダルをかけてくれたと思ったら、
2人の可愛い女の子が『こちらにどうぞ』と、テントまで誘導してくれる。

すげぇ。
なんだか、キャッチに引っかかったみたいだ(笑)

ワタシの到着は2時台だったせいか、テントの中のテーブルには空きが多かった。

100キロの部だと9時間台ゴールの時間のため、ゴールされた方はまだ少ない。

『こちらの席はいかがでしょうか?』
って、ファミレスかよ。

『は、はい』

『お食事お持ちしましょうか?』
って、ファミレスかよ。

『は、はい』

『おにぎりと豚汁がありますが』

って、ファミレスかよ。

『じゃあ豚汁お願いします』

『チップ外してもよろしいですか?』
・・・・・って、ファミレスじゃないんかい!

『毛布お持ちしましょうか?』
・・・・・って、ファミレスじゃないんかい!

女の子がひざまずいてチップを外してくれる。

ここは女王様気分になれる場面なのだが、庶民しかやった事がないワタシは、
どうも気恥ずかしい。

やがてワタシの肩には毛布が羽織られ、前には熱い豚汁が置かれ、
テーブルには記録証が置かれていた。

ワタシは座っているだけで、一ミリも動いてない。

どうかしてるぜ、えちご・くびき野。

ランナーをチヤホヤさせといて、飲ませて食べさせて、
最後に高額なサービス料とかとられるんじゃないわよねー。

と、ビクビクしていたら、最後は『甘いものいかがですかー?』
と、おばちゃんが紙コップに入ったスイーツを持ってきてくれる。

チョコレートや笹団子、ゼリーなどエイドで出されていたものだったけど、
こんな心遣いが嬉しい。
******

高額なサービス料を取られることもなく(笑)、
テントを出てトランジット(荷物)受取へ。

ここの入り口でも10名ほどの中学生達が『お疲れ様でしたー』と、
歓迎ムードで迎えてくれる。

入り口を入ると、中学生がワタシのゼッケン番号を確認したと思ったら、
『****番』と、大声で叫ぶ。

荷物は二階にあるようで、階段にいる数人の中学生達が、
伝言ゲートのように次々と上にいる人に伝えていく。

しばらくすると、今度はバケツリレーのようにスルスルと荷物が下がってきて、
ワタシに手渡しされるんだ。

ワタシ、ここでも一ミリも動いてない。

どうかしてるぜ、えちご・くびき野。

徹底的にランナーを甘やかす。

中学生を指導したのは地域の方か、先生か。
どんな風に指導したんだろう?
日曜日に知らない人の応援に駆り出される中学生の気持ちはどうだったんだろう?
楽しんでいるように思えたけど、それは間違ってないよね。
あなたたちの気持ちは伝わったよ。
こんなランナーの気持ちが少しでも伝わったら嬉しい。

*********
これ以上素晴らしい大会をワタシは知らない。
今も思い出しても涙が出てきて、下げた頭を上げられない。
今、お礼のお手紙を書き終えました。

以上でえちご・くびき野のレポは終了します。
このレポを見て「走ってみたい」っててくれる方がいらっしゃれば嬉しいです。

二年後につづく


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えちご・くびき野100キロ(60キロ) 53.2キロ~57キロ  いや、あれは案山子じゃない。人間だ。

53キロ地点のエイドを過ぎたら残りは7キロだ。

エイドを少し前に出たと思われる方々を何人かパスする。

脚はまだ動いていて、6分台をキープしていた。

相変わらずの強風大雨の中、田んぼの間の道を走る。

沿道の応援はゼロだ。

道はまっすぐに伸びており、遠くまで見渡せる地形なのだが・・・

あれ?

前を行くランナーが見えない。

ランナーどころか、誰も見えない。

誘導員もいない。

大会看板もない。

建物もない。

車も通らない。

右を見ても左を見ても見えるのは田んぼだけ。

おかしい…

今、レース中のはず。

ワタシ、遭難しちゃった?

どこかで道を間違えた?

同じ景色だと方向感覚が鈍るのか、どこに向いて走っているのかもわからなくなっていた。

焦る・・

ワタシ、地図持ってきてないよ。

完走とか言ってる場合じゃない。

生きて帰れるのか?

このまま、のたれ死んじゃうのか、

ブルブル∑(゚Д゚)

この時は完全に道を間違えたと思っていた。

どこかで引き返さなくちゃ、

と、思った時、遠くに案山子が見えた。

いや、あれは案山子じゃない。

人間だ。

誘導員のおじさんだ。

やったー!

ワタシは嬉しさのあまり、スピードを上げて、誘導員のおじさんの胸に飛び込んでいった。(注 妄想)

ま、実際には『雨の中ありがとうございまーす』と、手を振って通り過ぎただけなのだが、
心の中でチューとハグをした。

*************

55キロ、57キロのエイドにも寄る。

そういえば30キロでペットボトルをなくしてから、全部のエイドに寄っているわ。

だってね、エイドの方々、身を乗り出してランナーを待っててくれるんだよ。

遠くから、「来たっ!」って声が聞こえるんだよ。

それはまるで、雨の日に学校から帰ってくる子供を待つお母さんみたいなんだ。

素通りしようとした時もあったけど、『暖かい麦茶どうですかー?』って言われると、
ついつい脚を止めちゃうんだよね。

そしていつの間にか、『ただいま〜』『行ってきまーす』と、
家族のような挨拶をするようになっていた。

ここまで走って、

1つのゴミも落ちてない。

立ちションする人を見ていない。

唾を吐くひとを見ていない。

ランナーは、応援の方々やボランティアの方々に、育ててもらっているのかも知れない。

つづく


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えちご・くぴき野100キロ(60キロ) 49キロ~53.2キロ きっとそんなボランティアマニュアルなんてないと思う

第四関門の丸山酒造場は49キロ地点にある。

ワタシの大好きな日本酒『雪中梅』の蔵元だ。

一番好きな日本酒はと聞かれたら迷わず雪中梅と答える。

エイドに到着した時、ワタシの目はテーブルの上の甘酒の向こうにいる
『雪中梅』のはっぴを着た方々に釘付けになっていた。

何年も前から好きだった雪中梅。

その雪中梅に関わっている方々に会えた幸せ。

嬉しいなぁ。

もちろん甘酒もいただく。

ふー。

冷たくなった胃袋がニコッとした。

******
でも本当は燗をした雪中梅の方が良かったな、

いや、雪中梅は燗じゃなくて冷やでしょ。

なんて思いながら、シューズの紐の緩みが気になって前かがみになった。

その時、

んぎゃー、

冷たい水が首すじから背中にかけてびしゃーっと流れてきた。

な、なにー?

この滝、どっから落っこちてきたのー!

その時初めて気がついた。

頭の後ろでジョボジョボ音がしていたのは、
ビニール合羽のフードに貯まった雨水だったんだということに。

三角形のフードは栓のないジョウゴ状になり、
大粒の雨をどんどん吸い込み、プール化していたのだ。

すぐにエイドのお姉さんに、
『すみませーん、フードをひっくり返してもらえませんかー?』
とお願いする。

背中を反らせて待っていると、ジャボジャボと大量の水が流れてきた。

ワタシが悲壮感もなく笑ったものだからエイドの方もつられて大笑い。

そしてすかさず乾いたタオルが出てくる。

『えちご・くびき野最高です!』
と、お礼を言って再び雨のえちご路を走りだした。

******
53.2キロ地点のエイドは、道路から少し奥まったところにある浦川原里山地域活性化センター。

なぜか入り口で、ゼッケンを呼ばれた。

ん?関門じゃないのになんで?と思いつつ、給水テーブルに到着。

ボランティアは5人位いらっしゃったと思うが、ランナーはゼロ。

まるでワタシを待ってくれていたような錯覚。

しかし、すでに神の領域に入っていたワタシはすかさずに尋ねる。

『あ、あの、トイレはどこですか?』

5回目のトイレだ。

PPの事はいちいち書かないけど、今までずっと戦っていたんだ。

念のため行っとくか、というレベルではない。

よくここまで辛抱したと褒められるレベルだ。

すると、『こちらです、どうぞ』

なんと、建物の中のトイレまで連れて行って下さった。

なんと優しい。

更にトイレから出たワタシを見つけると迎えに来てくれるという暖かい待遇。

きっとそんなボランティアマニュアルなんてないと思う。

一人一人のランナーを大事にしたいという想いが行動を起こして下さるんだよね。

トドメは『PPさん、ラスト7キロ頑張って下さいね』と名前まで呼んでくれる。

そっか、入り口でゼッケン番号を読み上げていたのはこのためだったんだ。

あぁ、もう完全に骨抜きにされた。

「行ってきまーす」

雨か涙か鼻水かわからないけど、グチョグチョになった顔で

何度も後ろを振り返り、大きく手を振った。

つづく


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えちご・くびき野100キロ(60キロ) 46キロ~49キロ 存分に楽しませた後にガクンと落とすというシナリオか

ワタシはビニール合羽を捨ててなかった。

スタート直後こそ着用してはいたが、暑いと感じ2キロで脱いでしまったこのワタシが、

わずか100円のシロモノで、小さくしてもポーチにも入らないのに、

なぜだか、ずっとボトルポーチに挟み込み、ウエスト辺りでヒラヒラさせていたのはなぜか?

1、もったいないと思ったから
2、完走記念にとっておきたいと思ったから
3、夕方、寒くなるんじゃないかと思ったから
4、なんとなく



正解は4のなんとなく

理由なんてないけど、こーいう時の勘みたいなものは侮れない。

******

走りながらビニール合羽を装着するが、風が強くて風船のように膨らみ上手くいかない。

なんとか着れたと思ったら雨で滑ってボタンが留まらない。

フードは何回被っても向かい風に持っていかれる。

それでも着ると、あ、あ、あったけー。

風を通さないからウインドブレーカーより保温性はあるかもしれない。

******

コースはこれまでの華やいだ雰囲気と一転し、見渡す限り一面田んぼに変わっていた。

遮るものがないから容赦なく冷たい風がカラダを攻めてくる。

収穫前の黄金色の稲穂が、日本海からの強風にガサガサと波打つ。

飛ばされそうだ。

息が出来ない。

前かがみに走る。

前にも後ろにもランナーの姿は見えず、
完全に孤立した渡り鳥。

これもえちご・くびき野の演出か、

存分に楽しませた後にガクンと落とすというシナリオか、

だとしたら、すげーよ。


ん?な、なんだ?

さっきから頭の後ろで、ジョロジョロと音がする。

思わず振り返る。

誰もいない。

ぎゃー、
こ、怖いよー。

そんな時、止まり木のようにワタシを迎えてくれたのは白いテントのエイドだ。

ワタシはそこに逃げ込み、ジョロジョロの正体を見ることになる。

つづく


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