はらくだしPPの大問題 チャレンジ富士五湖2016 レポ【8】  89.5キロ~ゴール

チャレンジ富士五湖2016 レポ【8】  89.5キロ~ゴール

チャレンジ富士五湖2016 レポ【3】 スタート1時間前~1キロ目 オエッオエッ CC ピキンピキン

チャレンジ富士五湖2016 レポ【4】 苦しみと絶望の10キロまで

チャレンジ富士五湖2016 レポ【5】 妄想ステージ 11キロ~第二関門38.7キロまで

チャレンジ富士五湖2016 レポ【6】 Cちゃんと幻のトイレとさようならアレキさんと  第二関門38.7キロ~51.4キロまで

チャレンジ富士五湖2016 レポ【7】 横断幕への感謝とCちゃんの事  第三関門56.4キロ

チャレンジ富士五湖2016 レポ【8】 再びのPPとオエッオエッと、Cちゃんのサポート第三関門56.4キロ~89.5キロ


『いってらっしゃい』

声援を受けて最後の関門、89.5キロの河口湖遊園駐車場を後にした。

あと10キロ
わずか10キロ
さあ、いくよ!

ん?いけ…ない?

あれ?あれれ?
走れな…い?
信じられないことが起きた。

ワタシ走れなくなっちゃった。

脚が攣ったとか、痛くて走れないとか、
そーいうんじゃないんだ。
歩いても間に合うから歩いちゃえとか、
そーいうんでもないんだ。

いやいや、これまでだって、立派に走ってるとは言えなかったよ。
70キロ過ぎてからは、走ったり歩いたりの繰り返しだったもの。
でもね、そんなレベルじゃないんだ。

最後の登りはアレでもステラシアターまでは平坦なただのロードだよ〜
遅くてもいいんだよ〜
ゆっくりゆっくりでいいんだよ〜

っと、自分を励ますも、走る動作、ようは片足で蹴って飛び跳ねることが出来なくなってしまってる。

1分間だけ走ってみようと、ヨタヨタと走り出すが、10秒しかもたない。

身体は疲労しているんだろうけど、頭は興奮しているから走れないことがもどかしい。

限界か…
これがワタシの限界なのか。

90キロ〜95キロまでの区間は情けないけど、ほぼ全歩きだった。

今から思うと最後の補給が72.2キロだったからエネルギー不足だったのかも知れないが、この時はそれに気がついてない。

【94.8キロ ステラシアター】

17:30に到着。
Cちゃんが待っている。

ステラシアターからの急坂の3キロはCちゃんに引っ張ってもらいながら一緒に登った。

会話はない。
2人で黙々と登っていく。

段々と暗くなるロードにボンヤリ灯りが見えた。
名物の私設エイドだ。
2年前、Cちゃんが絶賛していたミルクティーだ。
あぁ、泣きたい位美味しい。

118キロランナーは走って登っている。心の底から敬意を示す。

登り坂が終わると、平坦なロードは2キロ。

最後に走れる区間を用意してくれている。

周りは一斉に走り出した。

ついていけない。

次々と抜かされる。

面白いほど抜かされる。

気持ちはあっても脚が言うことを聞いてくれない。

と、それまで、横で歩いていたCちゃんが前に出たと思ったら、後ろ向きで歩き出した。

ハイッハイッと言いながらリズム良く手を叩き、ワタシを励ます。

歩き始めの赤ん坊を見守るお母さんのように。

【99キロ】

『こっから先は1人でいきな』

そう言ってCちゃんは去っていった。

スタートから13時間3*分
誘蛾灯のようなゴールゲートが見える。

ワタシはフラフラになりながらそこに飛び込んで行った。


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ゴールゲートの先にCちゃんはいた。

握手したのか、ハグしたのかは覚えていない。

安堵したようなCちゃんの顔。

しかしその顔はちっとも晴れやかでないことにワタシは気がついていた。

つづく
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