はらくだしPPの大問題 【登山レポ5 北ア 《ほ》 奥穂-穂高岳山荘】 「決して山を舐めないから、どうか呼ばないでください」

【登山レポ5 北ア 《ほ》 奥穂-穂高岳山荘】 「決して山を舐めないから、どうか呼ばないでください」

穂高岳山荘から奥穂までの取り付き
上に見えるのは偽ピーク
CIMG2194-002.jpg

奥穂を堪能したら後は小屋に下りるだけだ。

時刻は14時5分。
予定していた14時台の到着も問題ない。

落石と転倒に注意しながら、
慎重に下っていく。

赤い小屋の屋根が見えた。

ラストの2本の垂直ハシゴも問題なくクリア。

Cちゃんもなんなくクリア。

着いたー。

小屋の前のベンチに向かいながら、
後ろを歩いていたCちゃんに、

『ガーミン止めるよー』

と、言った。

『はーい』
の声。

その直後、

『ドタッ』
振り返ると、前のめりに転倒したCちゃんの姿。

空のペットボトルがザックのサイドポケットから転げ落ち、
それを拾い、体勢が不十分のままガーミンを止めようとして、
浅い段差に躓いたらしい。

ダ、ダイジョブか…

事故は、もう大丈夫、という時に起きる。

膝から血が流れている。

幸い、消毒と止血をしただけで大事には至らず。

事故が発生する要因は、過信と慢心

下りが得意だから大丈夫
前に通った事があるから大丈夫
もっとハードな山に登ってるから大丈夫
みんなが行くから大丈夫
そして、今回は、
ここまで来ればもう大丈夫

集中力がなくなった瞬間だった。

山の神さんに怒られた気がした。

*********

受付を済ませたら、小屋の前でコーヒーを飲みながらゆっくりと過ごす。

ブロッケン現象
光の輪の中で手を上げているのがワタシ。
CIMG2198.jpg

夕食は一番早い5時スタート
レースでいうとAブロックだ。

スタート5分前に列の一番前に並ぶ。
スタートゲートが開いた!

夕食はボリュームがあり種類もいっぱい。
ご飯とみそ汁はおかわり自由です。

CIMG2201.jpg

キレッドを越えて来られたという隣の席の60代半ばのご夫婦とお話しさせていただいた。

ご主人『キツイと聞いてましたけど、やっぱりキツかったですよー』

奥様『私が来れたんだから、若い貴女達は全然大丈夫よ』

若い貴女達
若い貴女達
若い貴女達

えへへ。

そうだ。
若いと言われたくなったら山に行こう!

************
小屋の夜は早い。
消灯の21時と同時に布団に入る。

ワタシには心配なことがあった。

翌日に行くザイテングラートは、9月2日から7日までの1週間足らずの間に、
死亡事故が3件続いている。

夏休みが過ぎ、登山者も少ないこの時期に、これは明らかに異常だ。

2名は滑落、1名は滑落後の低体温症。

それに加え、我々が行っていたこの日も、
ザイテン近くの北穂から涸沢に下りる下山ルートで滑落死亡事故が起きている。

信じたくはないが、『呼ばれる』ことがあるのか…

穂高岳山荘の番人のブログはあらかじめ読んでいた。

後ほど新聞各紙にも掲載されたと、りんどうの会が伝えていた。

ワタシは不安な気持ちのまま、いつの間にか眠りについていた。
************
5時の穂高岳山荘の受付
@CIMG2203.jpg

外観
CIMG2205.jpg

朝がくる
CIMG2206.jpg

翌日は5時9分にスタート。

幸い、朝から雨の天気予報は大外れ。

小屋を出たらすぐに恐怖のザイテンが待っていた。

『ワタシ達、決して山を舐めません、だからどうか呼ばないで下さい』

何度も心の中で誓った。

CIMG2207.jpg


にほんブログ村


にほんブログ村

スポンサーサイト

comment

管理者にだけ表示を許可する

まさにその通り!
今年は2回とも何でもないところでぐねってるんですよね
シーズンも終盤
呼ばれないように
集中力、集中力ですね

ピンクのぐねり王子

そういえばCちゃんも空のペットボトル持ちながらガーミン止めようとしてぐねって転んだと言ってました。
集中が切れると、ぐねり魔に狙われちゃうみたいですね。
ピンクの人も最後まで集中力、集中力!
09 | 2017/10 | 11
Su Mo Tu We Th Fr Sa
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

PP151

Author:PP151
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる