はらくだしPPの大問題 運動能力はそこそこあっても、運動神経はさっぱりなワタシ。球技は得意ですか?

運動能力はそこそこあっても、運動神経はさっぱりなワタシ。球技は得意ですか?

走っていると30メートル先に野球のボールが空から降ってきた。

どうやら道から2メートルほど高いところにある小学校から飛び出してきたらしい。

リトルリーグか、野球のユニフォームを着た子供達3人がフェンス越しに覗きこんでいる。

フェンスはよじ登れない高さにあるし、そんな事をしたら監督に怒られちゃうよね。

え?ワタシ?
だよね。
そりゃ当然ワタシだよね。

この場に及んでスルーするなんてオンナがすたるわ。

走りながら軽快な動作で素早くボールをキャッチ!

くるっと振り向くと、小学生と監督の期待に満ちた顔があった。

おおー、我ながらカッケー。

『すみませーん』
『すみませーん』

子供達の可愛い声。

リトルリーグの子供達って挨拶がしっかり出来る。

げっ、監督ったらグローブを構えてワタシが投げるのを待ってるよ。

よーし、ここはいっちょ、ソフトボール部の実力を見せてやっか。
(おまえ、中高ブラバンだろ)

ボールが落ちた地点は小屋があるからワタシと監督の距離は10メートル。

まあね、普通だったら投げるよね。

でもさ、ワタシ、ほら、肩をさ、
怪我しちゃってるじゃない?

怪我してからボールに触ってないのよね。

って、まあ怪我しなくても何年もボール
なんて投げてないんだけど。

まぁとにかく球技は全般的にセンスがない。

それをちゃんと自覚してるから、無謀なことはしないわよ。

小走りで監督のそばまで行ったわけ。

でもさ、監督はグローブを構えてるのよ。

やめろー。

手渡しさせておくれよー。

でもさ、監督はグローブを構えてるのよ。

やめろー。

距離は5メートル位かな。

しょうがない。

で、投げたわよ。

渾身の力をこめて。

ボールは緩やかな放物線を描く

こともなく、

しかも、監督のグローブからとんでもなく離れた地面を、

コロコロと転がっていった。

『すみませーん』
『すみませーん』

今度はワタシがそれを言う番だった。

フェンスを乗り越える監督の後ろ姿が笑っていた。


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